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残雪

残雪(1953—)、本名は邓小華、原籍は湖南耒陽。中国当代女性作家。

1985年から作品を発表し始め、1988年中国作家協会に加入。作品には長篇小説『突囲表演』(香港版、日本語版)、小説集『黄泥街』(日本語、台湾版)、『思想匯報』『そこのみにて光輝く』『天堂里的対話』(英語版)、『蒼老たる浮雲』(日本語版、英語版)、『廊下に植えた林檎の木』(台湾版、日本語版)、『残雪小説集』(フランス語、イタリア語、ドイツ語版)、『カッコウが鳴くあの一瞬』(日本語版)、『綉花鞋的故事』(カナダ、アメリカ版)などがあります。国外で翻訳された作品が一番多い女性作家です。

残雪は鮮明な個性的な創造スタイルを持っている作家で、彼女は深層精神世界に着眼し、深い研究を続け、中国文学で特別な存在となっています。かつて「先鋒派」の代表人物と見られていたことがあり、その作品は女性の心の状態に注目することを特徴としています。林白、陳染などの作家は彼女の影響を多少なりとも受けています。