秦直道は秦代に築造された高速道路で、起点は咸陽市淳化県鉄王郷凉五帝村の付近に位置し、咸陽市から100キロメートルのところにあります。国家重要文物保護財です。
紀元前221年、秦の始皇帝は中国を統一すると、匈奴の侵入に抑えるために、蒙恬、扶蘇に命じ、20万の大軍を率いてに国境の関所を守らせました。始皇35年から37年まで(紀元前212—210)、云陽県(淳化県は秦漢の時期に云陽県と言われた)の林光宮から包頭市の西の九原県まで、全長900キロメートル、幅が約45メートルの古代としては世界有数の高速道路を築造しました。淳化県内は長さが約15キロメートルです。
工事は困難をきわめ、山々を切り開き、多くのくぼ地を埋めて南北に直通するため、歴史上に「直道」と言われてきました。秦直道は秦帝国が行った万里長城に続く二番目の大型国防工事で、「古代世界交通明珠」と言われ、2,217年の歴史を待ちます。
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