元宵節
旧暦の一月十五日。元宵節は小正月、元夕、灯篭節とも呼ばれています。正月は旧暦で元月とも呼ばれ、古くは宵と呼ばれていました。正月十五日は一年の一番目の満月の夜です。西安市では城壁(南門付近)で灯篭会が開かれます。
民間の伝統では元宵節には「元宵」という団子を食べます。「元宵」は「湯圓(汤圆∶tāngyuán)」とも呼ばれます。満月のように丸い湯圓には、団欒の意味があり、幸福の象徴でもあります。元宵節の夜には、色とりどりの灯篭を掛けたり、もち米から作られた湯圓を食べたり、飾り提灯に書き張られたなぞなぞを解き明かしたり、花火を楽しんだりする習慣が伝えられています。とりわけ、団らんの発音に通ずる湯圓は一家団らんの願いが込められています。